2009年10月23日 (金)

「現金に体を張れ」(ネタばれあり!)

病み上がりのため

大好きなお酒も飲めず、

家にいるだけなのです。

常連様にお借りしたDVDでも

消化しようかと。

10作ほどたまっていたため、

現実と同じく

消化不良を起こさない程度に

頑張ろうかと思います。

今回鑑賞したのは

「現金に体を張れ」
511sm79h9fl_sl500_aa240_

原題「THE KILLING」

1956年製作のアメリカ映画の

スタンリー・キューブリック監督作品。

↓キューブリックです。

Kubrickforlook

 

かっこいい・・・。

↓これもキューブリック・・・。


Kubrick_head2

 

・・・・・。

キューブリックといえば、

「時計仕掛けのオレンジ」

などが有名ですが・・・。

この作品は

監督のハリウッド映画

第一作目の作品。

初期からこの内容ですから

キューブリックの凄さを知るには

十分な作品ではないでしょうか。

カラー、そしてCGバリバリの

世代で育ったのでモノクロ映画が

新鮮でした。

しかし、モノクロならではの

光と影の使い方。

何気ないシーンでもきっと

計算されているのでしょう。

前科者であるクレイが

仲間とともに誰も傷つけることなく

競馬場の金庫から

200万ドル盗み出すという

現金強奪計画のお話。

5493d7fe

前回紹介した

「エグザイル」でも述べましたが、

”男臭い映画に女はいらない。

必ず余計なことをしてくれる。”

やはりこの作品でもそうでした。

仲間の一人の妻シェリー。

夫から半ば脅迫状態で

犯罪計画を聞きだし愛人へばらし、

話はこじれていきます。

面白かったのは

途中この夫婦が話すシーンで

BGMは全くないのに

時計の音が流れる。

↓このシーン。
Bab3fc240ab879332c7946ce09e96358

前半は音楽がないが、

クライマックスにいくに従い

音楽がはいってくる。

映像と音楽で映画に強弱をつける

面白い例だとキューブリックに脱帽。

よく練られたこの計画は

現金を盗み出すまでは

好調であったのに、

この愛人が横槍をいれたために大失敗。

山分けしようと集まった部屋へ

愛人が訪れます。

「あほ亭主はどこだ」

といわれて亭主発砲。

この1カットのあと画面は

残り全員の死体のカットへ

切り替わります。

このシーン、

多分私が監督してたら真似するな。

と思うくらい印象的。

・・・・って結局、

夫婦に引っ掻き回されて

首謀者以外全員死んじゃった

現金強奪計画のお話っていうこと!?

 

この作品。

犯罪スリラーの傑作

とも言われていますが、

ラストシーンが面白い。

札束をどうやればあんなに

美しくばらまけるのか!

そしてあの犬とおばちゃんは、

登場した時から何か

やらかしてくれるだろうと

思っていたけど、

期待通りの役目をはたしてくれました。

モノクロ映画もたまにはいいですね。

競馬場が舞台だし、

ミントジュレップ(季節外れ?)か

オールドファッションドでも

飲みたい気分です。

2009年10月13日 (火)

「エグザイル/絆」

 今日は月に一回開催される映画上映会でした。

 今回上映されたのは2006年 香港映画 

「エグザイル/絆」

 

Exiled2

 言っておきますが、

メンバーが多くて一人ひとり名前を覚えきれない

あのグループではありません。

5人のチンピラの物語です。

2006091414385142669521
 ある香港マフィア組織に

ブレイズ

タイ

キャット

ファット

ウー

というチンピラがおりました。

 しかし、

このマフィアのボス(フェイ)に

ウーが一発お見舞いしたことから

エグザイルする(亡命する)羽目に。
 

 かつて仲間であったブレイズとファットは

ボスの命令でウーの暗殺のために。

タイとキャットはウーの命を守るために、

亡命先‘返還直前のマカオ’へ集まった。

 大人の大喧嘩が始まるが

ウーの赤ん坊の泣き声で一同我に返る。

童心にかえったのか

仲良くご飯食べたり記念撮影したりする。

Images

ウーは仲間達に

「殺されてもいいから子供と妻にお金を残したい」

と申し出る。

 5人はそのお金稼ぎのために

暗殺の仕事を請け負うことになったが、

ややこしいことになっていく・・・・。

 

 これ以上はネタばれなので書けませんが、

簡単に感想を述べますと・・・


『男って・・・馬鹿よね・・・。』

 

 Img913f8006zik3zj

 映像美はすばらしい。

古きマカロニウエスタン映画の影響が

所々に散りばめられ、スタイリッシュな印象。
 ねちっこくない爽やかな後味。

D2d074d7_2 5109ngg1e7l_2

これが女性5人組の物語だったら。。。

ゾッとしませんか?

こういう男臭い映画って必ず女性がでてくるけど、

必ず余計なことをしでかして

男たちの人生を狂わせていきますよね。

 

 女って怖い。色んな意味で。

そしてこの手の映画に女はいらないと思う。

 

 男って馬鹿よね。。。

と思いつつも

『もう、しょうがないな~。』

と許しちゃいたくなるくらい童心をもつ

愛すべき男性5人の物語ですね。

男性と女性では印象が違ってみえる映画

ではないでしょうか。

 次回の上映会も楽しみです。

2009年9月25日 (金)

ウィリアム・ウィラー「コレクター」

先日、

常連様にお借りしたDVDを

深夜明けで熟睡した

この夜中鑑賞することにしました。

 
 今回鑑賞したのは

Photo  

「コレクター」

といっても1997年に公開された

モーガン・フリーマン主演の

同名映画「コレクター」とは無関係。

  内容は誘拐監禁なので同じなのですが。

サスペンス色は薄い。

 ストーリー:蝶の採集が趣味の孤独な銀行員、

フレディー(テンレス・スタンプ)。

ある日、

彼はくじで手に入れた大金で、

地下室のある大きな古い

離れの一軒家を購入する。

前から気に入っていた女性ミランダを誘拐し、

地下室に監禁する。

フレディーは、

監禁したミランダ(サマンサ・エッガー)に

何をするわけでもなく、

ただ望みを叶えようと努力する。

しかし、ミランダの必死の抵抗に、

仕方なく監禁の期限を設けるという

条件を聞き入れる。

この日からおかしな同居生活が始まる。

 フレディー役テンレス・スタンプの、

狂気の表現が素晴らしい!

ミランダ役のサマンサ・エッガーは

アカデミー賞・ゴールデングローブ賞を

受賞していますが

私としてはテンレス・スタンプを賞賛したい。

(カンヌでは男優賞とってます。)

 ミランダに触れた手を口元に運び

そっと目を瞑る仕草。

狂気を表現した瞳。

始終首を傾けて歩く癖。

しかし、

決して下品でなくエレガントなイギリス紳士

といった感じでした。

このギャップが

気味の悪い雰囲気を醸し出すのでしょう。

このテンレス・スタンプさん。

誰かに似てると思ったら、

ジュード・ロウにそっくりです。

男前ですね。

 Photo_2

ちなみに最近のお姿はこちら。

 最近では

「スター・ウォーズ」や「イエス・マン」

に出演してますね。

目で醸し出す演技は健在です。



 歪んだ愛情だけど、純粋。

もしかしたら、

ミランダは本当にフレディーを

好きになり始めていたのかもしれない

と少し切なくなりました。

 途中、悪役なのに

フレディーを応援している自分に気づいて

戸惑いましたが、

監督のウィリアム・ウィラー

(「ベン・ハー」で有名)

のウマさなのか脚本の素晴らしさからくるのか

素人なのでよくわかりません。

 

 秋の夜長、

古い映画を味わうのもなかなかいいものですね。

2009年9月19日 (土)

「人生劇場 飛車角と吉良常」

当店では

月に一回映画上映会をおこなっております

とはいえ、

常連様達が集まり

「これはぜひ見ていただきたい」

という映画を上映する非営利の上映会です。

カウンター内に

手作りのスクリーンを設置し、

プロジェクターで画像を。

店内のスピーカーから音声を流します。

映画を持ち込むのは常連様です。

またこれが、

映画好きならではの

マニアックなものが多いですね。

いわゆる「ハリウッドの大作」のような

メジャーな作品は滅多に上映されません。

今月上映されたのは

「人生劇場 飛車角と吉良常」

でございます。
 
Img_0471s_2

俗に言うやくざ映画

いわゆる任侠映画です。

私、実は初めて

仁侠映画というのを観ましたが・・・。

素晴らしきオールスターキャストなのですよ。

 吉良常は鶴田浩二

宮川に

高倉健

他にも

山城新伍

松方弘樹

藤純子

左幸子

など凄い方たちばかりです。

ああ。

鶴田浩二様については私、

初めて拝見しました。

カッコイイですね~。

男臭い!

近くにいたら確実に惚れます。

ヒロインの藤純子よりも

私としては左幸子の方が印象的でした。

映画全体の印象としては、

映像が美しいです。

そして役者さんたちの所作の美しさ。

これは今の役者さんにはないですね。

任侠といえば記憶に新しいのは

テレビドラマ「任侠ヘルパー」

先日初めて観ましたが・・・

役者が薄っぺらい!

何だかただの口の悪くて

目つきの悪い若者たちにしか

見えませんでした。

畳の歩き方やふすまの開き方。

今の若い方はご存知ないでしょう。

・・とても残念です。古くからある

日本人ならではの所作には

それなりの理由があり無駄がなく、

それゆえに美しいと思います。

 日本男児には

鶴田浩二を見習ってほしいですね~。

この映画で

任侠映画の認識が変わりました。

Vシネマとい言うイメージがぬぐえない

このジャンルも、

ものによってはこんなにいい映画なんですね。

CGだらけの映画もいいけど、

たまには古い日本映画もいいものですね。

フォトアルバム

Flikr

  • Flickr
    www.flickr.com
    rugalcafe's items Go to rugalcafe's photostream

che ora ?

  • Italia

    会社設立 大阪市
Powered by Six Apart

本棚

  • 本棚

スノー・ドーム

  • Alice

ハム

ブログパーツ